咳が2週間以上続く…岡山市で百日咳が疑われるときは?

咳が2週間以上続く…岡山市で百日咳が疑われるとき

 

「少し前に風邪をひいたはずなのに、咳だけがずっと続いている…」「なんだか咳の仕方がいつもと違うような気がして心配…」そんな風に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に、咳が2週間以上も長引くと、お子さん自身もつらそうですし、保護者の方も「もしかして、ただの風邪じゃない?」と不安になりますよね。

実は、岡山市内でも「百日咳」の報告が増える時期があります。今回は、長引く咳の背景にあるかもしれない百日咳について、その特徴や対応方法をわかりやすくお伝えします。

 

百日咳ってどんな病気?ただの風邪とどう違うの?

 

百日咳は、百日咳菌という細菌が気管や気管支に感染して起こる呼吸器感染症です。名前の通り、咳が長く続くのが最大の特徴で、初期は普通の風邪と区別がつきにくいことが多いです。

風邪の咳が通常1週間〜10日程度で落ち着くのに対し、百日咳では「コンコンコン」と激しい咳が連続して出る「発作性けい咳」が起こり、その後に「ヒュー」という笛のような音を立てて息を吸い込む「吸気性笛声」が聞かれることがあります。夜間や早朝に咳き込むことが多く、咳の発作のせいで眠れなくなったり、嘔吐してしまったりすることもあります。

特に乳児期の子どもは、咳の発作で顔が真っ赤になったり、呼吸が止まってしまったりすることもあるため、非常に注意が必要です。一般的な風邪薬は効果がありませんので、「風邪かな?」と思って市販薬を飲ませているけれど一向に良くならない、という場合は百日咳の可能性も視野に入れる必要があります。

 

もしかして百日咳…?受診の目安とタイミング

 

「なんだかいつもと違う」と保護者の方が感じたときが、受診を考える一番のタイミングです。具体的に以下のような症状がみられたら、早めに小児科を受診しましょう。

  • 激しい咳が2週間以上続いている:一度咳が出始めると止まらず、連続して咳き込んでいる
  • 咳の後に「ヒュー」と音がする:咳き込んだ後に息を吸うときに特徴的な音が聞こえる
  • 咳き込みすぎて嘔吐してしまう:特に食事後や夜間に激しく咳き込んで、食べたものを吐いてしまう
  • 咳き込みで顔が真っ赤、または紫色になる:呼吸がうまくできていないサインかもしれません
  • 生後6ヶ月未満の乳児の激しい咳:乳児では特徴的な咳が出ないこともあり、重症化しやすいため、咳が続く場合はすぐに受診してください。

百日咳は、抗菌薬によって治療できます。咳が始まってから時間が経つと抗菌薬の効果が薄れてしまうため、できるだけ早い段階で診断し、治療を開始することが大切です。

 

自宅でできるケアと注意点

 

百日咳が疑われる場合、あるいは診断された場合でも、ご自宅でできるケアはあります。

  1. 安静にする:激しい咳の発作は体力を消耗します。お子さんが安心して休める環境を整えてあげましょう。
  2. 湿度を保つ:乾燥していると咳が出やすくなります。加湿器を使ったり、濡れたタオルを干したりして、室内の湿度を50〜60%に保ちましょう。
  3. こまめな水分補給:咳き込むことで喉が乾燥しやすくなります。少量ずつでもこまめに水分を摂らせてあげてください。
  4. 食事は消化の良いものを:咳き込みで嘔吐しやすいので、一度にたくさん食べさせず、消化の良いものを少しずつ与えましょう。

また、ご家族でうつさないよう、手洗いやマスクの着用を徹底しましょう。百日咳は感染力が非常に強いので、きょうだいへの感染にも注意が必要です。

 

岡山市での百日咳の現状と予防策

 

百日咳は、残念ながらワクチンを接種していても感染することがあります。ただし、ワクチンを接種していると、症状が軽く済んだり、発作性の咳が出にくくなったりする効果が期待できます。日本の予防接種スケジュールでは、生後3ヶ月から百日咳、ジフテリア、破傷風、ポリオの混合ワクチン(DPT-IPV)を接種します。スケジュール通りに接種を受けているか、母子手帳で一度確認してみましょう。(だだし、三種混合ワクチンは現在品薄になっています。)

岡山市でも百日咳の流行がみられる時期があり、特に小学生以上の年齢層でも感染することが増えています。乳児への感染源となることもあるため、保護者の方やご家族も、もし咳が長引いている場合は医療機関に相談することが大切です。

 

登園・登校はいつから?判断のポイント

 

百日咳と診断された場合、登園・登校は主治医の判断に従うことになります。百日咳は、特に咳の発作が始まってから2週間程度は他の人に感染させる可能性が高いとされています。

学校保健安全法では、百日咳は「第2種感染症」に分類されており、特有の咳が消失するまで、または5日間の適切な抗菌薬治療が終了するまで出席停止となります。これは、他のお子さんへの感染を防ぐためです。

「いつから登園していいのか」という判断は、お子さんの症状や治療の進捗によって異なりますので、必ずかかりつけ医にご相談ください。勝手な判断で登園させず、医師の許可を得てから再開するようにしましょう。

 

まとめ

 

長引く咳は、お子さんにとっても保護者の方にとっても大きな負担となります。岡山市南区の子どもたちの間でも、季節や環境の変化で咳の症状を訴えるお子さんは少なくありません。もし、お子さんの咳が2週間以上続いている、あるいは咳の仕方がいつもと違うと感じたら、「ただの風邪だから…」と様子を見すぎずに、一度お気軽に当院にご相談ください。

お子さんの「いつもと違う」サインを見逃さず、一人で悩まずに小児科医を頼ってください。地域の皆様のかかりつけ医として、にじいろクリニックはいつでも皆様に寄り添います。

昼間の眠気、それ睡眠時無呼吸症候群かも

最近、「どうも日中に眠くて仕方がない…」「仕事中や運転中にうとうとしてしまう…」そんな経験はありませんか? 皆さんも、仕事や家事に忙しい毎日の中で、こうした体のサインを見過ごしがちかもしれません。単なる寝不足だと思っていても、その眠気の裏には「睡眠時無呼吸症候群」という病気が隠れている可能性があります。このブログでは、気づきにくいその症状や、放置するとどうなるのか、そして当院でできることについて、やさしく解説していきます。

 

見過ごしがち? 日中の眠気と「いびき」の意外な関係

 

「眠いのは当たり前」「いびきは体質だから」そう思っていませんか? 睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に何度も呼吸が止まる病気で、その最大のサインの一つが「大きないびき」です。特に、いびきが途中で止まり、また「グガッ!」と大きな音とともに再開する、というパターンは要注意。これは、空気の通り道が狭くなり、呼吸が苦しくなっている証拠です。日中の強い眠気は、夜間に十分な酸素が脳に送られず、質の良い睡眠がとれていないために起こります。皆さんも、ご家族に「最近いびきがひどくなったね」と言われたら、ただの寝言だと片付けずに、一度注意して見てみましょう。

 

放置すると怖い? 睡眠時無呼吸症候群と生活習慣病の関係

 

「眠いだけなら大丈夫」と軽く考えてはいけません。睡眠時無呼吸症候群を放置すると、様々な病気のリスクが高まります。呼吸が止まるたびに、体は酸素不足となり、心臓や血管に大きな負担をかけます。その結果、高血圧や糖尿病、心筋梗塞、脳卒中などの生活習慣病を合併するリスクが大幅に上昇することがわかっています。特に、高血圧の約半数がこの病気を合併しているとも言われており、お互いに悪影響を及ぼしあいます。岡山市は車社会でもありますので、居眠り運転による事故のリスクも無視できません。日中のパフォーマンスが落ちるだけでなく、将来の健康を大きく左右する可能性があるのです。

 

家族の気づきが鍵! 眠りのサインをチェックしよう

 

ご本人はなかなか気づきにくいこの病気。だからこそ、一緒に暮らす家族の気づきがとても大切になります。以下のようなサインが見られたら、一度専門の医療機関に相談してみることをお勧めします。

  • いびきがひどくなった:特に、いびきが止まり、また始まるパターン
  • 夜中に何度も目が覚める:呼吸が苦しくて目が覚めている可能性があります
  • トイレに何度も行く:睡眠中に呼吸が止まると、心臓への負担から尿が作られやすくなります
  • 朝起きた時に頭痛がする:酸素不足が原因で起こることがあります
  • 日中の眠気やだるさがひどい:仕事や家事に集中できないほどの眠気

パートナーやご両親の眠りの様子を観察し、少しでも気になる点があれば、やさしく声をかけてあげてください。

 

検査は意外と簡単! 自宅でできる睡眠チェック

 

「検査って入院しないといけないのでは?」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。睡眠時無呼吸症候群の検査は、当院でも簡単に行うことができます。まずは問診を行い、症状から簡易検査が必要と判断された場合、手の指や鼻にセンサーを付けてご自宅で一晩眠っていただく検査器をお貸し出しします。

当院は患者さんの負担を減らすことを大切にしていますので、リラックスできるご自宅で、いつもと同じように眠っていただき、その間の呼吸の状態や酸素飽和度を測定します。その結果をもとに、病状の重症度を診断し、必要であればさらに詳しい検査や治療へと進めていきます。皆さまが、気軽に健康チェックができるよう、丁寧にご案内いたしますのでご安心ください。

 

睡眠時無呼吸症候群の治療方法と当院のサポート

 

睡眠時無呼吸症候群と診断された場合、最も一般的な治療法は「CPAP(シーパップ)」療法です。これは、寝ている間にマスクを装着し、鼻から空気を送り込むことで、気道が塞がれるのを防ぐ治療法です。少し抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、治療を始めると「熟睡できて、朝がスッキリする」「日中の眠気がなくなり、仕事に集中できるようになった」など、生活の質の改善を実感される方が非常に多いです。当院では、CPAPの導入から、機械の使い方や日々の管理まで、患者さんに寄り添って丁寧にサポートします。地域のかかりつけ医として、皆さんが健康的で充実した毎日を送れるよう、全力で応援します。

 

まとめ

 

日中の眠気や大きないびきは、単なる寝不足や体質ではなく、睡眠時無呼吸症候群という病気のサインかもしれません。放置すると、高血圧や心臓病などのリスクも高まり、日常生活にも支障をきたします。しかし、この病気は適切な治療で改善し、生活の質を大きく向上させることができます。もし「眠気やいびきが気になる…」と感じたら、一人で悩まずに、にじいろクリニックへお気軽にご相談ください。あなたの健康な毎日を、地域のかかりつけ医として全力でサポートさせていただきます。

もしかしてインフルエンザ?受診判断ポイント

今、当院で発熱で受診されるお子さまの中でインフルエンザの診断を受ける患者さまが増加傾向です。
季節の変わり目や冬本番に流行がみられる疾患ですが、予防のワクチンもまだ開始されていない季節外れのインフルエンザの流行は心配ですよね。
「もしかしてインフルエンザかも…?」と思う急な高熱、ぐったりした様子、節々の痛みなどで見るからにつらそうな子どもの姿に、どうしてあげたらいいかわからず、不安でいっぱいになりますよね。

特に、周りの保育園や学校でインフルエンザが流行していると、なおさら「うちの子もかな?」と不安になってしまうことでしょう。発熱してすぐに病院に行くべきか、それとも少し様子を見るべきか。この記事では、そんな時に役立つ「インフルエンザの受診判断ポイント」を、小児科医の視点からわかりやすくお伝えします。

症状から見分ける!インフルエンザの初期サインとは?
「高熱が出たらすぐにインフルエンザ!」と決めつける前に、まずは症状を冷静に観察してみましょう。インフルエンザの初期症状は、風邪とは少し異なる特徴があります。

風邪はのどの痛みや鼻水、くしゃみから徐々に始まることが多いですが、インフルエンザは突然38℃以上の高熱が出て、寒気や全身の倦怠感、関節痛、筋肉痛を伴うのが典型的です。小さなお子さんの場合は、これらの症状を言葉でうまく伝えられないため、「いつもより機嫌が悪い」「ぐったりして食欲がない」といった様子で気づくことが多いでしょう。また、嘔吐や下痢といった消化器症状が見られることもあります。

周りでインフルエンザが流行しているかどうかも重要な判断材料です。もし、お子さんの通う園や学校で複数の感染者が出ている場合は、インフルエンザの可能性が高いと考えられます。まずは落ち着いて、お子さんの症状と周囲の状況を合わせて確認してみてください。

検査はいつ受けるべき?インフルエンザ検査のベストタイミング
「すぐにでも検査して、はっきりさせたい!」そう思うのが親心ですよね。しかし、発熱してすぐのタイミングでは、インフルエンザの検査をしても正確な結果が出ないことがあります。

インフルエンザの検査は、鼻の奥の粘液を採取してウイルスがいるかどうかを調べる「迅速抗原検査」が主流です。この検査は、体内のウイルス量がある程度増えていないと陽性になりにくいという特性があります。一般的に、発熱してから12時間〜48時間以内が最も正確な検査結果を得られるとされています。発熱後すぐに来院された場合、陰性であっても翌日には陽性になる可能性があるため、お子さんの状態と相談しながら、検査のタイミングを判断することが大切です。

ただし、ぐったりしている、水分が全く摂れない、痙攣(けいれん)を起こした、呼びかけへの反応が鈍いなど、お子さんの全身状態が悪い場合は、時間に関わらずすぐに受診してください。

重症化が心配…すぐに病院に行くべき危険なサイン
インフルエンザは、特に小さなお子さんがかかると、肺炎やインフルエンザ脳症といった重い合併症を引き起こすことがあります。次のようないつもと違う様子が見られた場合は、様子を見ずにすぐに受診してください。

意識がはっきりしない、呼びかけに反応しない、うわごとを言う

ぐったりしていて、水分がほとんど摂れない

呼吸が苦しそう、肩で息をしている

顔色が悪い、唇が紫色になっている

痙攣(けいれん)を起こした

繰り返しの嘔吐や下痢が続き、脱水症状がみられる

これらの症状は、お子さんの体が助けを求めているサインです。夜間や休日でも、救急医療機関を利用するなどして、ためらわずに受診してください。いざという時のために、かかりつけ医の休診日や夜間・休日の連絡先を控えておくと安心です。

自宅でできるケアと注意点
インフルエンザの診断がついたら、病院でもらったお薬を指示通りに服用しつつ、自宅でのケアも大切です。

水分補給をこまめに
高熱が続くと脱水になりやすいので、こまめな水分補給が最も重要です。一度にたくさん飲ませるのではなく、スプーン1杯ずつなど、少しずつ頻回に飲ませてあげましょう。経口補水液や薄めたスポーツドリンク、果汁などがおすすめです。

しっかり休ませる
高熱がある間は無理に食べさせず、とにかく安静にして体を休ませてあげてください。消化の良いものを少しずつ摂り、エネルギーを補給しましょう。

室内の環境を整える
加湿器などを使い、湿度を50~60%に保つと良いでしょう。こまめに換気も行い、部屋の空気を入れ替えることも大切です。

解熱剤の適切な使用
熱のせいで眠れない、食事が摂れないなど、つらそうにしている場合に解熱剤を使いましょう。ただし、使用間隔は必ず6時間以上あけ、医師の指示を守ってください。

登園・登校はいつから?判断の目安について
インフルエンザは感染力が非常に強いため、学校保健安全法に基づき、出席停止期間が定められています。

「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後3日(未就学児)または2日(小学生以上)を経過するまで」

この2つの条件をどちらも満たしてから登園・登校が可能となります。例えば、月曜日に発熱(発症)し、水曜日に解熱した場合でも、発症から5日を経過した土曜日までは休む必要があります。また、熱が下がっても、元気がない、食欲がないなど、本調子でない場合は、無理せずにもう少し自宅で様子を見るようにしましょう。

登園・登校を再開する際は、必ず医師が記入する「治癒証明書」や保護者が記入する「登園許可書」が必要となる場合が多いので、園や学校の指示に従って準備してください。

まとめ
インフルエンザの急な発熱は、保護者の方にとって非常に不安な出来事です。しかし、まずは落ち着いてお子さんの症状をよく観察し、受診のタイミングや自宅でのケアを適切に行うことが大切です。

岡山市南区にお住まいの子育て世代の皆様が安心して育児に取り組めるよう、私たち「にじいろクリニック」はいつも皆さまのそばにいます。少しでも「あれ?」と感じることがあれば、一人で悩まず、いつでもお気軽にご相談ください。

季節の変わり目に増える「頭痛」の原因と対策

季節の変わり目に増える「頭痛」の原因と対策

 

「なんだか最近、頭が重い…」「天気が崩れると、いつも頭痛がする…」そんな風に感じていませんか?

岡山市南区にお住まいの皆さんも、季節の変わり目には体調の変化を感じやすいかもしれません。特に、朝晩の寒暖差が大きい日や、天気が不安定な時期には、頭痛に悩まされる方が増えます。ただの気のせいだろうと放置しがちなその不調、もしかしたら体のサインかもしれません。今回は、季節の変わり目に起こる頭痛の原因と、日々の生活でできる対策についてお話しします。

 

天気予報士は頭痛持ち!?「気象病」って何?

 

「明日は雨が降りそう…」と、頭痛で天気の変化を感じる人がいるように、気圧や気温、湿度の変化が原因で起こる体調不良を「気象病」と呼びます。中でも最も多い症状が頭痛です。気圧が急に下がると、体の外からの圧力が弱まり、血管が膨張しやすくなります。この膨張が脳の血管の周りにある神経を刺激し、頭痛を引き起こすと考えられています。

特に、季節の変わり目は高気圧と低気圧が頻繁に入れ替わり、気圧の変化が大きくなります。また、岡山市南区のように海に近い地域では、湿度の変化も加わり、より体の不調を感じやすくなる方もいらっしゃいます。内耳にある「気圧センサー」が過剰に反応すると、自律神経のバランスが乱れ、頭痛だけでなくめまいやだるさなども引き起こすことがあるのです。

 

ストレスと睡眠不足が頭痛を悪化させる?

 

季節の変わり目の頭痛は、気圧の変化だけでなく、生活習慣やストレスも深く関係しています。例えば、新しい環境への適応や、日々の仕事・家事による精神的な負担は、気づかないうちに自律神経を乱してしまいます。自律神経が乱れると、筋肉が緊張し、血行が悪くなって、首や肩のコリからくる「緊張型頭痛」を引き起こすことがあります。

また、睡眠不足や寝すぎも頭痛の大きな原因です。特に片頭痛をお持ちの方は、睡眠時間が不規則になると頭痛発作が起きやすくなることが知られています。岡山市南区は、市街地へのアクセスも良く、忙しい日々を送る方も多いかもしれません。ついつい無理をしてしまいがちですが、十分な休息を取ることが、頭痛の予防には非常に大切です。日々の生活で感じるストレスを溜め込まず、上手に発散する方法を見つけましょう。

 

いますぐできる!日常で取り入れたい頭痛対策3選

 

季節の変わり目の頭痛を少しでも和らげるために、すぐに始められる対策を3つご紹介します。

  1. 規則正しい生活を心がける:朝は決まった時間に起きて日光を浴び、夜はリラックスして過ごすなど、規則正しい生活リズムは自律神経を整える基本です。
  2. 適度な運動と入浴:ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすことは、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげます。ぬるめのお湯にゆっくり浸かるのも効果的です。
  3. 耳のマッサージ:耳の奥にある内耳は気圧の変化を感じ取るセンサーです。耳たぶを軽く引っ張ったり、耳全体を優しく回したりするマッサージで、血行を良くすることが頭痛の緩和につながることがあります。

これらの対策は、日々の生活の中で無理なく続けられるものばかりです。ぜひ、ご自身のペースで取り入れてみてください。

 

薬を飲んでも治らない…その頭痛、もしかして?

 

市販の鎮痛剤を飲んでも痛みが繰り返される、どんどん症状がひどくなってきた、という場合は注意が必要です。頭痛には、気象病やストレスが原因となる「一次性頭痛」の他に、脳の病気などが原因で起こる「二次性頭痛」があります。

例えば、「今までに経験したことのないような激しい頭痛」「手足のしびれや麻痺を伴う頭痛」「高熱を伴う頭痛」などは、放置すると危険な場合があります。このような症状がある場合は、自己判断せず、すぐに医療機関を受診することが大切です。単なる頭痛だと思っていたら、実は別の病気が隠れていたというケースも少なくありません。

 

専門医に相談して、自分に合った解決策を見つけましょう

 

頭痛は、患者さん一人ひとりによって原因や症状が異なります。市販薬を服用しても改善が見られない場合や、頻繁に頭痛が起きる場合は、一度専門医に相談することをおすすめします。岡山市南区にあります当クリニックでは、患者さんの生活習慣や症状を丁寧に伺い、一人ひとりに合った原因究明と対策を一緒に考えます。

「この頭痛とはもう長く付き合っているから…」と諦める必要はありません。まずは原因を特定し、適切な治療や生活指導を行うことで、頭痛の回数を減らしたり、痛みを和らげたりすることができます。

 

まとめ

 

季節の変わり目に感じる頭痛は、気象の変化やストレス、生活習慣の乱れなど、様々な要因が絡み合って起こることが多いものです。日々のセルフケアで改善できることもありますが、もし痛みがひどい、頻繁に起こる、いつもと違う症状がある場合は、放置せずに医療機関にご相談ください。

にじいろクリニックは、岡山市南区の皆さまの健康をサポートする「かかりつけ医」として、お悩みに寄り添います。頭痛で悩む日々から解放され、心身ともに軽やかな毎日を過ごせるよう、一緒に向き合っていきましょう。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。


【カテゴリ】 内科、頭痛、気象病、生活習慣、健康チェック、岡山市南区

【タグ】 高血圧、頭痛、めまい、自律神経、季節の変わり目、生活習慣病、岡山市南区、健康相談、にじいろクリニック

 

 

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突然の熱性けいれんにどう対応する?聞かれる対処法

「いつも通り元気だったのに、急に体がガクガク震えだして…」「目を白黒させて意識がなくなって、どうしたらいいか分からなかった」。熱性けいれんについて、このようなご相談をいただくことがあります。熱性けいれんは、初めて目の当たりにすると誰でもパニックになってしまうものです。お子さんの突然の異変に直面したとき、どのように対応すれば良いのか、そして日頃からどのような心構えでいれば良いのか、一緒に考えていきましょう。

 

熱性けいれんってどんなもの?慌てずに見極めるポイント

熱性けいれんとは、生後6ヶ月から5歳くらいまでの子どもが、急な発熱に伴って引き起こすけいれん発作のことです。高熱が出たときによく見られ、全身がガクガクと震えたり、硬直したりします。多くの場合、発作は数分以内(5分未満)で自然に治まります。初めて見ると、本当にびっくりしてしまいますよね。まず大切なのは、慌てずに発作の様子をしっかり観察することです。具体的には、次の3つのポイントを覚えておきましょう。

  • けいれんが始まった時間と終わった時間を正確に記録する:いつからけいれんが始まったか、何分続いたか。スマートフォンなどで動画を撮っておくと、後で医師に見せるときに非常に役立ちます。
  • 体のどの部分がけいれんしているか:全身か、それとも手足など体の一部か。
  • けいれんしている間の意識の状態:呼びかけに反応するか、目がどこを向いているか。

これらの情報は、診察の際に医師が適切な判断をするための重要な手がかりになります。落ち着いて行動することが、お子さんを守る第一歩です。

 

発作が起きたときの「絶対にやってはいけないこと」と「やるべきこと」

いざというときのために、発作時の正しい対処法を知っておくことはとても重要です。つい慌ててしまいがちですが、「やってはいけないこと」を先に知っておくことで、お子さんを危険から守ることができます。

<絶対にやってはいけないこと>

  1. 体を強く揺さぶったり、押さえつけたりする:発作を無理に止めようとすると、骨折などのけがにつながる危険があります。
  2. 口の中に指やスプーンなどを入れる:舌を噛むことを心配して何かを口に入れようとすると、窒息の危険があります。
  3. 大声で名前を呼んだり、頬を叩いたりする:発作中は意識がないため、呼びかけても意味がありません。

<発作が起きたときのやるべきこと>

  1. お子さんの安全を確保する:硬い床や家具から離れた安全な場所に寝かせ、頭の下にタオルなどを敷いて保護しましょう。
  2. 顔を横向きにする:吐物や唾液が喉に詰まらないように、顔を横に向けて気道を確保します。
  3. 衣服を緩める:首周りや胸元を緩めて、呼吸を楽にさせてあげましょう。

焦る気持ちをぐっとこらえて、落ち着いてこれらの対応を実践してください。

 

どのタイミングで病院に行くべき?受診の目安と救急車の判断

熱性けいれんは多くの場合、発作が治まれば大事には至りませんが、中にはすぐに医療機関を受診する必要があるケースもあります。「けいれんがおさまった後、すぐに病院に行くべき?」と迷われる方も多いでしょう。

<すぐに病院を受診する目安>

  • 発作が5分以上続く場合:長引くけいれんは脳に影響を与える可能性があるため、注意が必要です。
  • けいれんが2回以上繰り返す場合:一度治まった後に、再びけいれんが始まる場合は、医師の診断が必要です。
  • 意識がはっきりしない時間が長い場合:発作後もぼんやりしていて、呼びかけに反応しない状態が続く場合は、受診を検討しましょう。
  • 生後6ヶ月未満または6歳以上の熱性けいれん:この年齢層での発作は、熱性けいれんではない可能性も考慮する必要があります。
  • 左右対称ではないけいれん:片側の手足だけがけいれんするなど、体の左右で差がある場合は注意が必要です。

これらのケースに当てはまる場合は、できるだけ早く医療機関を受診してください。特に、発作が5分以上続く場合は、迷わず救急車を呼ぶことが大切です。

 

繰り返す熱性けいれん…予防法や日常でできる備え

一度熱性けいれんを起こしたお子さんは、約3人に1人が再びけいれんを起こすと言われています。初めての熱性けいれんを経験すると、「またいつか起きてしまうのでは…」と不安に思う方も多いでしょう。予防策と日常的な備えについてご紹介します。

<熱性けいれんの予防法>

  • 解熱剤の適切な使用:かかりつけ医から処方された解熱剤は、熱が上がってきたとき(特に38.5℃以上)に適切に使用することで、急激な体温上昇を抑え、けいれんの予防につながることがあります。自己判断ではなく、医師の指示に従いましょう。
  • けいれん予防薬:医師の判断により、ジアゼパム坐剤(けいれんを予防する座薬)が処方されることがあります。発熱時に予防的に使用することで、けいれんを予防できます。

<日常でできる備え>

  • 体温計を常に準備しておく:お子さんが熱を出したときに、すぐに体温を測れるようにしておきましょう。
  • かかりつけ医の連絡先を確認する:夜間や休日でも連絡が取れる、地域の夜間救急診療所などの情報を把握しておくと安心です。
  • 家族みんなで情報を共有する:ご両親だけでなく、祖父母や保育園・幼稚園の先生など、お子さんに関わる人々にも熱性けいれんの既往歴を伝えておきましょう。

こうした日頃からの備えが、いざというときの心のゆとりにつながります。

 

保護者の方へ:地域の流行情報と小児科受診のタイミング

熱性けいれんは、急な発熱を伴う病気がきっかけで起こることがほとんどです。季節の変わり目にRSウイルスやインフルエンザ、アデノウイルスなどによる風邪が流行することがあります。これらのウイルス感染症は、突然の高熱が出ることが多いため、熱性けいれんを起こすきっかけになりやすいと言えます。

「うちの子、熱性けいれんを起こしたことがあるけど、今回も発熱したから心配…」という場合は、早めにかかりつけの小児科に相談することをおすすめします。特に、前回発作を起こしたときの状況や、お子さんの体質をよく知っている小児科医に診てもらうことで、いざというときの対応策を具体的に教えてもらうことができます。また、必要に応じて熱性けいれん予防の座薬を処方してもらうことも可能です。お子さんの些細な変化でも不安に感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。

【まとめ】

お子さんの熱性けいれんは、保護者の方にとって非常に大きな不安とストレスをもたらします。しかし、ほとんどの場合は、お子さんの成長過程で起こる一過性の現象です。大切なのは、発作が起きたときに冷静に対応できる知識と心の準備をしておくこと。そして、不安な気持ちを一人で抱え込まず、かかりつけの小児科医にいつでも相談できる環境を整えておくことです。岡山市にお住まいのご家族の皆さん、何かご不安なことがあれば、いつでも当クリニックにご相談ください。皆さんの子育てが少しでも安心できるものになるよう、私たち小児科医がお手伝いします。

岡山市南区|熱中症かも?子どもの“あれ?”を見逃さない!

今年の夏も猛暑になっていますね。夏休みがスタートしました!日中の猛暑の中で遊んでいるお子さんを公園などで見かけますが、岡山市南区にお住まいの保護者の皆さんも、お子さんの体調管理にはいつも以上に気を配られていることと思います。特に、遊びに夢中になっているお子さんは、知らず知らずのうちに体に負担がかかっていることも。「なんだかいつもと違うな」「あれ?もしかして熱中症かな?」と感じる瞬間はありませんか?今回は、そんなお子さんのサインを見逃さないためのポイントをお伝えします。

 

遊びに夢中!子どもが熱中症になりやすいワケ

 

お子さんが熱中症になりやすいのは、いくつかの理由があります。まず、大人に比べて体温調節機能が未熟なこと。汗をかく能力が十分に発達していなかったり、体表面積に対する体重の割合が小さいため、外気温の影響を受けやすいのです。また、お子さんは遊びに夢中になると、喉の渇きや体の異変に気づきにくい傾向があります。夢中で駆け回っているうちに、水分補給を忘れてしまうことも少なくありません。さらに、地面に近い低い位置にいるため、照り返しの熱も大人より強く感じやすい環境にいます。岡山市南区でも公園や屋外で遊ぶ機会が多いお子さんたちにとって、これらの要因が重なることで、熱中症のリスクが高まってしまうのです。日中の暑い時間帯は特に注意が必要ですね。

 

このサインを見逃さないで!熱中症の初期症状

 

「あれ?いつもと違うな」と感じる、お子さんの熱中症の初期サインはいくつかあります。まず、元気がない、ぐったりしている、機嫌が悪い、いつもよりぼーっとしているといった様子が見られることがあります。また、頭痛や吐き気を訴える、めまいがすると言うといった症状も要注意です。小さいお子さんの場合は、食欲がない、おしっこの量が少ない、唇が乾いているなども脱水のサインかもしれません。さらに、汗をかきすぎている、または逆にまったく汗をかいていないのに顔が赤く熱っぽいといった症状も熱中症のサインです。これらの症状は、ご家庭で様子を見ているだけでは判断が難しい場合もあります。少しでも「おかしいな」と感じたら、次の対処法を参考に、早めに対応してあげてください。

 

「ちょっと様子を見ようかな」…その前に!自宅でできる応急処置

 

お子さんが熱中症かな?と思った時に、まず自宅でできる応急処置がいくつかあります。

  1. 涼しい場所へ移動させる:エアコンが効いた室内や、風通しの良い日陰など、涼しい場所に連れて行ってあげましょう。
  2. 衣服を緩める:体を締め付けている衣服を緩め、風が通りやすいようにしてあげましょう。
  3. 体を冷やす:首の付け根、脇の下、足の付け根など、太い血管が通っている場所を冷たいタオルや保冷剤で冷やします。うちわなどで扇いで風を送るのも効果的です。
  4. 水分・塩分補給:意識がはっきりしている場合は、経口補水液やスポーツドリンクを少しずつ飲ませてあげましょう。水分だけでなく、汗で失われた塩分も補給することが大切です。無理に一気に飲ませず、お子さんのペースで、こまめに与えてください。

これらの応急処置を行いながら、お子さんの様子を注意深く観察しましょう。

 

こんな時は受診を!病院へ行くべき緊急サイン

 

自宅での応急処置をしても症状が改善しない場合や、次のような症状が見られた場合は、すぐに医療機関を受診してください。

  • 意識がもうろうとしている、呼びかけに応じない
  • けいれんを起こした
  • 高熱が続いている(38.5℃以上など)
  • 吐き気が強く、水分が摂れない
  • ぐったりして元気がない、顔色が明らかに悪い
  • 皮膚が異常に熱いのに汗をかいていない

これらの症状は、重度の熱中症に進行している可能性があります。迷わず、にじいろクリニック、または休日夜間診療所など、最寄りの医療機関を受診してください。救急車を呼ぶべきか迷う場合は、#7119(救急安心センター事業)に電話して相談することもできます。

 

予防が一番!夏を元気に乗り切るためにできること

 

熱中症は、予防がとても大切です。日頃から以下の点を心がけて、お子さんが元気に夏を過ごせるようにしましょう。

  • こまめな水分補給:喉が渇いていなくても、定期的に水分補給を促しましょう。水やお茶だけでなく、汗をたくさんかいた時は、経口補水液やスポーツドリンクも活用しましょう。
  • 涼しい服装:吸湿性・速乾性の高い素材で、風通しの良い服装を選びましょう。帽子も忘れずに!
  • 日中の外出は避ける:特に気温の高い時間帯(10時~14時頃)は、屋外での活動を控えましょう。
  • 休憩をこまめに:外で遊ぶ際は、日陰で休憩を挟み、体を休ませる時間を作りましょう。
  • 室内でも注意:室内でも熱中症になることがあります。エアコンや扇風機を適切に使い、室温・湿度を管理しましょう。
  • 寝苦しい夜には:寝ている間も汗をかくので、寝る前や寝ている途中の水分補給も大切です。

岡山市南区の夏は特に蒸し暑く感じることが多いかもしれません。地域の子育て支援センターや公園でも、暑さ対策の注意喚起がされているのを見かけます。ぜひご家庭でもこれらの対策を実践して、安全に夏を乗り切りましょう。

 

まとめ

 

お子さんの「あれ?」と感じる小さなサインは、熱中症の初期症状かもしれません。特に遊びに夢中になりやすいお子さんの様子を日頃からよく見てあげることが大切です。もし不安な症状が見られたら、まずは自宅でできる応急処置を試み、それでも改善しない場合や、緊急性の高いサインが見られた場合は、迷わずに医療機関を受診してください。にじいろクリニックは、岡山市南区の地域のかかりつけ小児科として、お子さんの健やかな成長をサポートします。一人で抱え込まず、いつでもお気軽にご相談ください。

 

岡山市南区|意外と知らない熱中症の初期サインと危険度チェック

岡山市南区|意外と知らない熱中症の初期サインと危険度チェック

 

じめじめとした暑さが続く岡山市南区では、熱中症への注意が欠かせません。「まだ大丈夫」と思っていても、実は体のSOSサインを見逃しているかもしれません。特に、日中の活動が多い方や、エアコンを控えめにしているご家庭では、知らず知らずのうちに熱中症のリスクが高まっていることも。今回は、見過ごしがちな熱中症の初期サインと、ご自身でできる危険度チェックについて、にじいろクリニックが詳しくお伝えします。

 

なんとなく不調…それ、熱中症のサインかも?

 

「なんだか体がだるい」「食欲がない」「頭が重い」など、夏の時期に感じる漠然とした不調。これらは、単なる夏バテと片付けてしまいがちですが、実は熱中症の初期サインである可能性も少なくありません。特に、体温調節機能が未熟な子どもや、感覚が鈍くなりがちな高齢者の方々、そして屋外での作業が多い方は注意が必要です。軽いめまいや立ちくらみ、筋肉のこむら返りなども、体内の水分や電解質バランスが崩れ始めているサインかもしれません。これらのサインは、体の脱水が進んでいる証拠であり、放置するとより重篤な症状へと進行する可能性があります。日頃からご自身の体調の変化に敏感になり、少しでも異変を感じたら、涼しい場所で休憩し、水分補給を心がけることが大切です。

 

岡山市南区の気候と熱中症リスクを高める生活習慣

 

岡山市南区は、夏になると蒸し暑い日が多くなります。特にアスファルトからの照り返しが強い市街地や、風通しの悪い住宅街では、体感温度が実際の気温よりも高くなることがあります。また、日中の買い物や散歩、地域活動などで外出する機会が多い方もいらっしゃるでしょう。知らず知らずのうちに、長時間屋外にいることで熱中症のリスクを高めている可能性があります。さらに、クーラーの設定温度を高くしすぎたり、夜間にクーラーをつけずに寝たりすることも、熱中症のリスクを高める生活習慣です。節電意識は大切ですが、健康を損なってしまっては元も子もありません。自宅での過ごし方や、屋外での活動時間を工夫するなど、地域の気候特性を理解した上で、熱中症対策を講じることが重要です。

 

今すぐできる!熱中症危険度セルフチェックリスト

 

ご自身の熱中症の危険度を知るために、以下の項目をチェックしてみましょう。当てはまる数が多いほど、熱中症のリスクが高いと言えます。

  • 水分補給の頻度が少ない:のどが渇いたと感じてから水分を摂っていませんか?
  • 汗をかいてもすぐに拭き取るだけ:電解質を含む水分補給をしていますか?
  • 屋外での活動時間が長い:特に午前10時から午後2時の間に屋外にいることが多いですか?
  • 睡眠不足や疲労がたまっている:体が十分に回復できていないと感じますか?
  • エアコンをあまり使用しない:室内でも暑さを感じることが多いですか?
  • 食事を抜いたり、偏った食事をしている:栄養バランスの取れた食事を摂っていますか?
  • 飲酒の機会が多い:アルコールは利尿作用があり、脱水を促進します。
  • 持病がある(高血圧、糖尿病、腎臓病など):持病は熱中症のリスクを高めることがあります。

これらのチェックリストはあくまで目安です。少しでも不安を感じたら、無理せず医療機関を受診しましょう。

 

家族や周りの人の「いつもと違う」に気づくために

 

熱中症は、本人が自覚しにくい病気でもあります。特に高齢者の方や小さなお子さんの場合、体の異変をうまく伝えられないことがあります。だからこそ、周りの人が「いつもと違う」サインに気づいてあげることが非常に重要です。例えば、「なんとなく元気がない」「いつもよりぼーっとしている」「顔色が悪い」「汗をかいていないのに体が熱い」「呼びかけに対する反応が鈍い」といった変化は、熱中症のサインかもしれません。家族や地域の方々が互いに声をかけあい、気遣うことで、熱中症の早期発見・早期対応につながります。特に、一人暮らしの高齢者の方には、定期的な声かけや訪問を心がけるなど、地域全体で支え合う意識を持つことが大切です。

 

症状が出たらどうする?応急処置と受診の目安

 

もしご自身や周りの人が熱中症の症状を示し始めたら、まずは以下の応急処置を行いましょう。

  1. 涼しい場所へ移動する:エアコンの効いた室内や、風通しの良い日陰へ移動させます。
  2. 体を冷やす:衣服を緩め、首の周り、脇の下、足の付け根など太い血管が通っている場所を冷たいタオルや保冷剤で冷やします。うちわや扇風機で風を送るのも効果的です。
  3. 水分・塩分を補給する:意識がはっきりしている場合は、スポーツドリンクや経口補水液を少量ずつ、ゆっくりと飲ませます。ただし、意識がない場合や、自力で水分が摂れない場合は、無理に飲ませてはいけません。

これらの応急処置を行っても症状が改善しない場合や、以下の症状が見られる場合は、すぐに医療機関を受診するか、救急車を要請してください。

  • 意識がない、または意識がもうろうとしている
  • けいれんがある
  • 体が熱く、皮膚が乾燥している(汗をかいていない)
  • 吐き気や嘔吐が続く
  • 頭痛がひどい
  • 応急処置をしても体温が下がらない

にじいろクリニックでは、熱中症に関するご相談も承っております。ご自身の判断が難しい場合でも、お気軽にご連絡ください。

 

まとめ

 

岡山市南区の皆様、今年の夏も暑くなりそうです。熱中症は、適切な対策と早期の対処で防ぐことができる病気です。今回ご紹介した初期サインや危険度チェックを参考に、ご自身の体調管理に役立ててください。もし「もしかして?」と感じることがあれば、我慢せずに、いつでもにじいろクリニックにご相談ください。地域のかかりつけ医として、皆様の健康を全力でサポートさせていただきます。

 

 

喉の痛み、熱…岡山市南区でも増える溶連菌、登園はいつからOK?

喉の痛み、熱…岡山市南区でも増える溶連菌、登園はいつからOK?

 

「あれ?また熱がある…」「喉が痛いって言ってるけど、風邪かな?」岡山市南区にお住まいの保護者の皆様、お子さんの急な体調変化に不安を感じることはありませんか?特に、この時期は「溶連菌」の流行が目立ち、当院でも溶連菌感染症と診断されるお子さんが増えています。風邪と似た症状が出るため、見分けがつきにくく、お子さんが辛そうな姿を見るのは本当につらいですよね。ご心配な方も多いと思います。

 

溶連菌ってどんな病気?風邪との見分け方は?

 

溶連菌感染症は、A群溶血性レンサ球菌という細菌が喉に感染することで起こる病気です。岡山市南区でも、特に小さなお子さんが集まる保育園や幼稚園で広がりやすい傾向にあります。主な症状は突然の高熱と強い喉の痛みですが、風邪と異なる特徴がいくつかあります。

例えば、咳や鼻水はあまり目立たず、喉の奥が真っ赤に腫れたり、扁桃腺に白い膿が付いたりすることがあります。また、舌の表面がイチゴのように赤くブツブツになる「イチゴ舌」や、体に小さな赤い発疹が出ることも特徴的です。これらの症状は個人差がありますが、特に「喉の痛みが強いのに、咳や鼻水がほとんどない」という場合は、溶連菌の可能性を疑ってみてください。

 

こんな時はすぐに受診!重症化を防ぐサインとは?

 

溶連菌感染症は、適切な抗菌薬治療を受ければ比較的早く回復します。しかし、放置すると「急性糸球体腎炎」や「リウマチ熱」といった合併症を引き起こす可能性があります。これらは腎臓や心臓に影響を及ぼす可能性のある、決して軽視できない病気です。

特に以下のような症状が見られる場合は、夜間や休日であってもすぐに医療機関を受診してください。

  • 水分が全く摂れず、ぐったりしている
  • 呼びかけに反応しない、意識が朦朧としている
  • 高熱が4日以上続く
  • 尿の量が極端に少ない、または顔や体がむくんでいる
  • 発疹が急速に広がる、強いかゆみを伴う
  • 関節の痛みや腫れがある

当院では、迅速検査キットで10分程度で溶連菌の診断が可能です。早期診断・早期治療が大切です。

 

自宅でできるケアと感染拡大を防ぐポイント

 

お子さんが溶連菌と診断されたら、ご家庭でのケアも重要です。喉の痛みが強いため、食欲が落ちてしまうこともありますが、脱水にならないよう、水分補給をしっかり行いましょう。喉に刺激の少ない、プリンやゼリー、おかゆ、スープなどがおすすめです。熱がある場合は、体を冷やしすぎないように、衣類や室温を調節してあげてください。

また、溶連菌は飛沫感染や接触感染で広がります。家族間の感染を防ぐために、以下の点に注意しましょう。

  • こまめな手洗い、うがいを徹底する
  • タオルや食器の共用は避ける
  • 咳やくしゃみをする際はマスクを着用する、またはティッシュや腕で口と鼻を覆う
  • 家族に症状が出た場合は、早めに医療機関を受診する

抗菌薬を飲み始めて24時間程度で感染力はほとんどなくなりますが、自己判断で服用を中断せず、医師の指示通り最後まで飲み切ることが大切です。

 

登園はいつからOK?保育園・幼稚園に伝えるべきこと

 

お子さんが溶連菌に感染した場合、気になるのが「いつから登園していいの?」という点ですよね。溶連菌感染症は学校保健安全法で「第三種学校伝染病」に指定されており、保育園や幼稚園への登園には制限があります。

一般的に、適切な抗菌薬治療を開始してから24時間以上経過し、発熱などの症状が改善していて、元気であれば登園可能とされています。ただし、保育園や幼稚園によっては「登園許可証」の提出を求められる場合がありますので、必ず事前に園に確認するようにしてください。

お子さんが溶連菌と診断された場合は、必ず園に連絡し、感染拡大防止のためにも、指示に従って適切な対応をお願いいたします。

 

溶連菌は繰り返す?予防のポイントは?

 

溶連菌は一度かかっても、違う型の菌に感染することで何度も罹患することがあります。そのため、日頃からの予防が大切です。手洗いうがいを習慣づけることはもちろん、バランスの取れた食事や十分な睡眠で免疫力を高めることも重要です。

また、ご家族の中に溶連菌の症状が出た方がいる場合は、症状がなくても兄弟や周りの方が感染している可能性もあります。ご心配な場合は、遠慮なく当院にご相談ください。定期的な健康チェックも、お子さんの健やかな成長には欠かせません。

 

まとめ

 

お子さんの喉の痛みや熱は、保護者の方にとって大きな心配の種です。特に溶連菌は、風邪と似ているからこそ、適切な対応が求められます。岡山市南区の皆様が安心して子育てができるよう、当院「にじいろクリニック」は、お子さんのどんな小さな症状でも、親身になって診療いたします。一人で抱え込まず、気になることがあればいつでもお気軽にご相談ください。お子さんの元気な笑顔のために、私たちも全力でサポートさせていただきます。

岡山市南区でも相談増加中|年齢とともに上がる血圧、生活習慣で下げるには

「最近、なんとなく体がだるい」「健康診断で血圧が高いと言われたけれど、自覚症状がないから大丈夫かな?」皆様ももしかしたらそんな風に感じていらっしゃるかもしれませんね。年齢を重ねるにつれて血圧が少しずつ上がっていくのは、多くの方が経験することです。特に自覚症状がないと、ついつい受診を後回しにしてしまいがちですが、高血圧は心臓病や脳卒中など、様々な病気の原因となることがあります。このブログでは、岡山市南区の皆さんの健やかな毎日をサポートするため、年齢とともに気になる血圧と、日々の生活習慣でできる改善策について、分かりやすくお伝えしていきます。

その「ちょっとした不調」、もしかして血圧のサインかも?
「疲れているだけかな」「年のせいかな」と感じる、漠然とした不調。実はそれが、高血圧の初期症状として現れていることがあります。例えば、朝起きた時に頭が重い、肩こりがひどい、めまいを感じることがある、といった症状です。皆さんの生活を拝見すると、お仕事や家事、子育てなど、日々忙しく過ごされている方が多いのではないでしょうか。ストレスや睡眠不足、食生活の乱れは、知らず知らずのうちに血圧に影響を与えていることがあります。自覚症状がないからといって放置せず、ご自身の体からのサインに耳を傾けてみてください。早期に気づくことが、健康な未来への第一歩となります。

食卓にも潜む?血圧を上げる意外な落とし穴
私たちの食生活は、血圧に大きな影響を与えます。特に、塩分の摂りすぎは高血圧の大きな原因の一つです。岡山市南区は海の幸も豊かで、新鮮な魚介類が手に入りやすい地域ですが、加工品や調味料には意外と多くの塩分が含まれていることがあります。また、外食やコンビニエンスストアの利用が多い方もいらっしゃるかもしれません。知らず知らずのうちに塩分を摂りすぎてしまっているケースも少なくありません。例えば、ラーメンの汁を全部飲んだり、漬物をたくさん食べたり、といった習慣はありませんか?まずは、普段の食生活を見直すことから始めてみましょう。少しの意識改革が、血圧の改善に繋がります。

忙しい毎日でもできる!手軽に始める「ゆる運動」のススメ
「運動しなきゃとは思っているけれど、なかなか時間が取れない…」そんな声をよく聞きます。しかし、血圧を下げるためには、特別な激しい運動をする必要はありません。大切なのは、毎日少しずつでも体を動かす習慣を身につけることです。例えば、岡山市南区の自然豊かな場所を散歩してみたり、通勤で一駅分歩いてみたり、エレベーターではなく階段を使ってみたり。日々の生活の中に、意識的に「体を動かす時間」を取り入れてみましょう。ウォーキングや軽いストレッチなど、ご自身のペースで続けられる「ゆる運動」から始めるのがおすすめです。継続することで、心臓や血管の健康が保たれ、血圧の安定に繋がります。

ストレスと睡眠の質改善が血圧に効くワケ
現代社会において、ストレスは避けて通れないものです。仕事や人間関係、家庭の事情など、様々な要因でストレスを感じることは少なくありません。過度なストレスは、自律神経のバランスを乱し、血圧を上げてしまう原因となります。また、睡眠不足も血圧に悪影響を及ぼします。寝不足の状態が続くと、体は常に緊張状態となり、血圧が上がりやすくなるのです。皆様も、忙しい日々の中でストレスを抱えたり、十分な睡眠が取れていなかったりすることはありませんか?趣味の時間を作ったり、リラックスできる入浴法を試したり、寝る前のスマートフォン操作を控えたりするなど、ストレスを軽減し、質の良い睡眠を取るための工夫をしてみましょう。

岡山市南区のかかりつけ医として、あなたの血圧をサポートします
血圧が高いと言われても、「どこに相談すればいいのか分からない」「病院に行くのは気が引ける」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、高血圧は早期発見・早期治療が非常に重要です。当クリニックでは、岡山市南区の皆さんが安心して健康相談ができるよう、丁寧な問診と分かりやすい説明を心がけています。生活習慣の改善に関するアドバイスはもちろんのこと、必要であれば適切な治療法をご提案し、皆さんの健康を総合的にサポートいたします。不安なことや気になることがあれば、どんな些細なことでも構いません。お気軽にご相談ください。

まとめ:

血圧は年齢とともに上がりやすくなるものですが、日々の生活習慣を見直すことで、その上昇を抑えたり、改善したりすることが可能です。岡山市南区の皆さん、もし「血圧が高いかも?」と気になったら、まずはご自身の食生活や運動習慣、ストレス、睡眠を見直してみましょう。そして、不安を感じたら、一人で抱え込まずに、ぜひ当クリニックにご相談ください。地域の皆さんの健やかな毎日を、にじいろクリニックは全力でサポートさせていただきます。

岡山市南区でも流行中!子どもの夏風邪、症状と受診の目安を解説

梅雨明けが宣言され、暑さが本格的になりそうですね。保育園へ4月から登園を始めたお子さまも保育園に慣れてきた頃かなと思われますが、それと同時にずっと風邪をひいているような気がすると悩まれている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。岡山市南区でも流行がみられている夏風邪について、症状の特徴から受診の目安、お家でのケアまで、詳しくお話ししていきます。

 

夏風邪ってどんな病気?

 

「夏風邪」と一口に言っても、実は様々なウイルスが原因で起こる病気の総称です。代表的なものには、ヘルパンギーナ、手足口病、プール熱(咽頭結膜熱)などがあります。これらのウイルスは、湿度の高い夏場に活発になりやすく、お子さんたちの間で感染が広がりやすいという特徴があります。冬の風邪が鼻水や咳、喉の痛みといった呼吸器症状が中心なのに対し、夏風邪は高熱やのどの痛み、発疹、下痢や嘔吐といった消化器症状を伴うことが多いのが特徴です。特に小さなお子さんは、体力の消耗も早く、脱水になりやすいので注意が必要です。岡山市南区でも、保育園や幼稚園、小学校で感染が広がるケースが見られますので、流行状況に合わせた対策が大切になります。

 

熱だけじゃない! 夏風邪の代表的な症状と見分け方

 

夏風邪の症状は原因となるウイルスによって異なりますが、いくつか代表的な症状があります。

  • ヘルパンギーナ: 突然の38℃以上の高熱と、喉の奥にできる小さな水ぶくれ(水疱)が特徴です。水疱が破れると強い痛みを伴うため、食事が摂りにくくなることがあります。
  • 手足口病: 口の中や手足に水疱性の発疹ができるのが特徴です。熱は出ないこともありますが、発熱を伴う場合もあります。特に手のひらや足の裏にできる発疹は、かゆみや痛みを伴うことがあります。
  • プール熱(咽頭結膜熱): 発熱、のどの痛み、目の充血(結膜炎)が三大症状です。目やにが多くなったり、目の痛みやゴロゴロ感が続くこともあります。プールを介して感染が広がりやすいことからこの名前がついていますが、タオルや飛沫感染でも広がります。

これらの症状が見られた場合は、単なる「風邪かな?」と自己判断せず、夏風邪の可能性も考慮してあげてください。お子さんの様子をよく観察し、症状の変化に気づいてあげることが大切です。

 

「この症状は受診のサイン!」 緊急度を見極めるポイント

 

お子さんの体調不良は心配の種ですが、全ての症状で慌てて受診する必要はありません。しかし、以下のような症状が見られる場合は、早めに小児科を受診することをおすすめします。

  • ぐったりして元気がない、意識が朦朧としている
  • 水分が全く摂れず、おしっこの量が著しく少ない(脱水の兆候)
  • 38.5℃以上の高熱が3日以上続く
  • 呼吸が苦しそう、ゼーゼーと苦しい呼吸をしている
  • 嘔吐や下痢が頻回で、顔色が悪い
  • けいれんを起こした、いつもと様子が明らかに違う

特に小さな赤ちゃんや基礎疾患のあるお子さんの場合は、症状の悪化が早いため、少しでも気になることがあれば迷わずご相談ください。夜間や休日で心配な場合は、夜間・休日診療所の利用や、♯8000の小児救急医療電話相談の活用も検討しましょう。

 

お家でできること! 夏風邪中の過ごし方とケアのポイント

 

夏風邪はウイルス性の病気なので、特別な治療薬はありません。症状を和らげながら、お子さん自身の免疫力で治していくことが基本となります。お家でできるケアとしては、以下の点が挙げられます。

  1. 水分補給をこまめに: 高熱や下痢、嘔吐で脱水になりやすいので、少量ずつでもこまめに水分を与えましょう。経口補水液や麦茶、薄めのイオン飲料などがおすすめです。
  2. 消化の良い食事を: 熱が高い時やのどが痛い時は、ゼリーやプリン、おかゆ、うどんなど、消化しやすく喉ごしの良いものを選びましょう。無理に食べさせる必要はありませんが、栄養が偏らないように工夫しましょう。
  3. 安静にする: 熱がある時は無理に遊ばせず、ゆっくり休ませることが大切です。
  4. 室温・湿度を快適に: 暑すぎず、寒すぎない室温(25~28℃程度)を保ち、湿度も50~60%程度に保つと過ごしやすくなります。
  5. 清潔を保つ: 感染拡大を防ぐためにも、手洗いをしっかり行い、タオルの共有は避けましょう。

症状が改善してきたら、少しずつ元の生活に戻していきましょう。無理は禁物です。

 

いつから登園・登校できる? 迷った時の判断基準

 

夏風邪にかかったお子さんが、いつから保育園や幼稚園、学校に登園・登校できるのかは、保護者の方が最も悩むポイントの一つではないでしょうか。夏風邪は学校保健安全法で定められた「学校感染症」に含まれない場合が多いですが、感染拡大を防ぐためにも、体調が完全に回復するまでは登園・登校を控えるのが基本です。

一般的には、

  • 解熱後24時間以上が経過し、平熱が続いていること
  • 咳や鼻水などの症状が落ち着いていること
  • 食欲があり食事が摂れること

などが目安となります。ただし、症状の種類や重症度、園や学校の方針によって判断が異なる場合がありますので、心配な場合は、かかりつけの小児科医や園・学校に相談して判断するようにしましょう。

 

まとめ

 

岡山市南区でも流行が見られる夏風邪は、冬の風邪とは異なる症状が出ることが多く、保護者の方も戸惑うことがあるかもしれません。しかし、症状の特徴を理解し、適切なタイミングで受診すること、そしてお家でのケアをしっかりと行うことで、お子さんの回復をサポートすることができます。

もしお子さんの体調で気になること、心配なことがあれば、一人で抱え込まず、いつでもにじいろクリニックにご相談ください。地域のお子さんたちが健やかに夏を過ごせるよう、全力でサポートいたします。