今日は当クリニックで行っている『食物負荷試験』についてお話します。当クリニックの院長である竹本医師はアレルギー専門医でもあります。
アレルギー専門医が居るクリニックだからこそ、入院施設を持たなくても外来で食物負荷試験を行うことができます。
食物負荷試験とは、アレルギーの疑いのある食物を実際に摂取して、アレルギー症状が出るかどうかを診る検査です。
また、そのお子さまにとって自宅でも継続して安全に摂取できる量を知ることもできます。
自宅で疑いのある食物を摂取させることに不安のある保護者の方は多いのではないでしょうか。
クリニックでは常時、医師、看護師など医療スタッフが在中していますので不安な時はすぐに相談や診察を受けていただけるだけでなく、アレルギー症状への対応もすぐに行う事ができるというメリットがあります。
自宅で摂取させることに不安を持ったままで、何年も原因と思われる食物を除去し続けており、お子さま自身ももう何年も摂取していない食物は食感や味を受け付けず、アレルギーかどうかを判断できず、摂取することができないケースもあります。
お子さまの豊かな食生活のために、もし悩まれている保護者の方やお子さまがいらっしゃいましたら、一度、ご相談にいらしてください。
アナフィラキシーなど重症なアレルギー反応が起きた食物の負荷試験などは、当クリニックではなく近隣の入院施設を持つ総合病院へご紹介をさせていただくこともできます。
食物負荷試験は、基本的にお電話のご予約は受け付けておりません。
受診をしていただき既往歴など基本的な患者さま情報のほか、食物アレルギーと思われる症状が出た際の状況や症状、その時の対応方法などをお伺いし、医師と相談の上、食物負荷試験の適応かどうか、原因食物が複数種類ある場合はどの食物を優先して負荷試験を行うかなどを決めていきます。
日程は平日の月・水~金の午前中となります。当クリニックでは、長期休みを利用して負荷試験を受けられるご家族も多いです。
また体調不良があるときは検査を受けていただく事が出来ません(喘息や湿疹の悪化時、アレルギー性鼻炎の症状が強い時、1週間以内に発熱があった時など)。
負荷する食物は、保護者の方に調理方法などをご説明いたしますので、負荷試験当日にご準備とご持参のうえ、ご来院をお願いいたします。
負荷試験は摂取してから2時間は院内で症状の出現の有無を観察させていただきますので、お時間に余裕があり、また負荷試験後も激しい運動を避け、自宅でゆっくり過ごせるよう日を選定していただく事をお勧めしております。
その他の持ち物や注意点、また内服や吸入を中止して頂くお薬について、診察の際に用紙を用いて医師から説明をさせていただきます。
食物負荷試験については当クリニックのホームページにも掲載しておりますのでご覧ください。
食物負荷試験