魚アレルギーについて

今日は『魚アレルギー』についてです。
離乳食開始のポイントについては、 4月19日に記載しております 良ければご参照ください。
生後7ヶ月頃から離乳食に魚を試してみてください。

アレルギー症状は全身に出る可能性がある。
最も多いものは皮膚症状で、かゆみ、じんましんなど。
消化器症状では下痢・腹痛がある。
呼吸器症状では鼻水やくしゃみがあり、重症化の場合、呼吸困難や血圧が低下し意識消失を起こすこともある。

魚アレルギーは、魚の筋肉に含まれるパルブアルブミンという蛋白質が主な原因。
含有量が多いのは、キンメダイ、カマス、メバル、イサキ、マダイ、アジなど小型の魚で
一方、含有量が少ないのは、ホッケ、サケ、カツオ、マグロ、サメ、エイなどの大型の魚である。

魚アレルギーの診断は、それまで食べて症状が出たことがあったかなどの
詳しい経緯と食物負荷試験で実際に食べて症状が出るかを確認したり、必要時は採血検査などを行ったりして総合的に診断する。
魚を食べて症状が出たからと言って必ずしも魚アレルギーとは限らないので自己判断での除去は避ける。

ヒスタミン中毒(鮮度の落ちた魚の中で生成されたヒスタミンが、アレルギーのような症状を引き起こすこと)やアニサキス(魚にいる寄生虫によってアレルギーのような症状がでる)の可能性もある。
皮膚症状のみであれば症状の改善があるかどうかしばらく様子を見る。
ただし、命に関わるような症状があればすぐに救急車を呼ぶ。

食物アレルギー