熱中症について🥵🌞

梅雨があけると本格的な夏が到来しますね。
夏はスポーツやレジャーが活発にできる時期でもありますが、暑さゆえの怖い病気もありますね。
現在も全国で危険な暑さがニュースになることもあり、熱中症アラートがすでにでている県もあります。
今年の夏は例年以上に暑さ対策が必要になる可能性があり、今回は熱中症についてお伝えします。
子どもは大人と比較すると、熱中症になりやすいと言われています。子ども(乳幼児・幼児)は体温調節機能が未発達です。
特に汗をかく機能が未熟で、大人と比べると暑さを感じてから汗をかくまでに時間がかかり、体温を下げるのにも時間がかかってしまうため、
体に熱がこもりやすく体温が上昇しやすくなります。また、全身に占める水分の割合が大人より高いため、さらに外気温の影響を受けやすくなっています。
気温が体表温度より高くなると熱を逃がすことができず、反対に周りの熱を吸収してしまう恐れもあります。
そして、子どもは大人よりも身長が低い為、地面までの距離が近く照り返しの影響を強くうけます。
このため、大人が暑いと感じているとき、子どもはさらに高温の環境下にいることになります。
たとえば大人の顔の高さで32℃の時、子どもの顔の高さでは35℃程度の感覚です。
子どもは何かしら不快な症状を感じても、正確に伝えることが出来ないことがあり、症状が進行されてから発見される事もあります。
室内に居ても熱中症になることもあり、夏はいつも以上に大人が気にかけ、水分補給を頻回に促しお子様の熱中症を予防してあげてください。
普段の水分補給はミネラルを多く含む『麦茶』が最適で、汗を大量にかくような場面では『イオン飲料』『経口補水液』がお勧めです。
熱中症のサインと応急処置に関しては画像を参照してくださいね。大人も子どももしっかり熱中症対策をし楽しい夏を過ごしたいですね。

Screenshot

Screenshot

Screenshot

Screenshot

虫除けについて🦟

毎日、とっても蒸し暑い日々が続いていますね🌞
もうすぐ夏休みを控えていたり、外でのレジャーを計画されている方もいらっしゃると思います🏖️🏄‍♀️

以前、『日焼け止め』についての記事を掲載させていただきましたが、この時期に子どもちゃんを狙っているのが『蚊』を始めとする虫ですよね。
そこで今回は『虫除け』についてお話しします。

屋外でのレジャーをする際に、活躍するのが『虫除け』ですよね!
子どもは大人と比較して、虫刺されの箇所が大きく腫れたり、赤くなったりするだけでなく、痒みが原因で強く掻きむしってしまうことで
『伝染性膿痂疹(とびひ)』の2次被害になることもあります。
なので、可能な限り虫に刺されないように対策を取ることは必要になってきます。

▷▷虫除けに使用される成分は主に2種類
 ・ディート
 ・イカリジン

▷▷ディートについて
 ・皮膚への刺激が強い
 ・使用できる年齢や使用回数に制限がある

▷▷イカリジン
 ・低年齢にも使用ができる
 ・使用回数などに制限がない

▷▷どちらの成分でも予防する虫の種類に大きな違いは無いとされる

▷▷使用前には必ず湿疹などがない部位に塗布して肌に合うかどうか確かめて使用しましょう!

▷▷塗布する順番のコツ
  保湿剤→日焼け止め→虫除けがおすすめです

▷▷どちらも使用できない時
 ・ハッカ油とエタノールを混ぜたもので手作りの虫除けが作成できる
 ・効果の発現時間が短いのがデメリット
 ・頻回な塗布が必要になる

日焼け止めの選び方🌞

梅雨で湿度が高い日々が続いていますね。
梅雨が明けるといよいよ夏本番となり暑さが増してきます。
夏はさまざまなレジャーが活発にでき、外で活動する機会も増えますよね。
しかし、この時期に気になるのがあせもによる皮疹や紫外線による日焼けですね。
夏はお肌のトラブルも多い時期でもあります。
特にお子様は汗もかきやすく、そのうえ繊細で敏感なので塗布するものや肌のケアに気を使いますよね。

今回は紫外線への対策としてこの時期に使用することが多い『日焼け止め』についてお話しします。
日焼け止めは、紫外線による肌トラブルを予防する手段として有効です。
しかし、まれに使用されている成分によりアレルギーを引き起こすことがあります。

▷▷日焼け止めに使用される成分は主に2種類
 ・紫外線散乱剤
 ・紫外線吸収剤

▷▷紫外線散乱剤について
 ・塗布すると白くなりやすい
 ・アレルギーはほとんどない

▷▷紫外線吸収剤について
 ・塗布しても白くなりにくい
 ・まれにアレルギー反応がある

▷▷選ぶ時のコツ
 ・表記をよく見てみましょう!
 『紫外線吸収剤無配合』
 『紫外線吸収剤フリー』
 『ノンケミカルサンスクリーン』

▷▷使用前には肌に合うかどうか確かめて使用しましょう!

▷▷塗布する順番のコツ
  保湿剤→日焼け止め→虫除けがおすすめです

▷▷汗は肌のトラブルを引き起こす要因になります!シャワーを浴びて洗い流しましょう!

クラゲと納豆アレルギーについて

今日は少し特殊な食物アレルギーについてです。

離乳食開始のポイントについては、4月19日に記載しております。
良ければご参照ください。
 
今回は、クラゲと納豆に関する特殊な食物アレルギーの紹介をします️。

▷▷ 納豆アレルギーは食物アレルギーには珍しく、接触から症状が出るまでに時間がかかる「遅発性」の経過をたどる。
そのため、原因となる食品がわかりにくく、何回もアレルギー症状を繰り返す傾向があります。

▷▷ 納豆アレルギーの原因物質は大豆や納豆菌ではなく、発酵してできる独特のネバネバ成分に含まれる。
  
▷▷ネバネバ成分に含まれるのが、ポリガンマグルタミン酸 (PGA)という成分。
通常の食物アレルギーは、原因食物を食べてから30分〜2時間ほどでアレルギー症状が起こりやすいが、PGAは消化に時間がかかるため、納豆でのアレルギーは遅れて症状が出現する。

▷▷マリンスポーツが楽しい季節ですが、この時期に海で遭遇する可能性があるのが「クラゲ」。海でクラゲに刺されてしまう恐れは誰にでもあり、クラゲが毒針を刺し込む時にPGAが体内で作り出される。

▷▷サーファーなどマリンスポーツを頻回にする方などで何度もクラゲに刺されたりするうちにPGAに対する抗体が体の中に作られ、納豆を食べた時にPGAと同じ成分のネバネバに反応してアレルギーが発症するとされる。
※一度クラゲに刺されたら、その後は納豆が食べられなくなるのではない。

これまでは全く症状が出現していなかった方も、突然、アレルギー症状が出現することがあります。もし、呼吸ができにくくなるなど命に関わるような症状があれば、すぐに救急車を呼んで対応をしてください。
皮膚の発疹などで時間経過とともに改善してくる症状であれば慌てず、病院を受診し診察を受けて、相談をしてみてください。
食物アレルギー

Screenshot

果物・野菜アレルギーについて

今日は少し特殊な食物アレルギーについてです。

離乳食開始のポイントについては、4月19日に記載しております。
良ければご参照ください。
 
果物・野菜に対する食物アレルギーについて

皆さん、果物を食べて『喉がイガイガする』『甘さより苦味を感じる』etc…の症状を
感じたことはありませんか??
感じたことがある方!!花粉症ですか?!
口腔アレルギー症候群と言われる、お口の中にだけ感じる違和感のような症状です。

▷▷果物や野菜は、離乳食初期(5〜6ヶ月頃)から食材として使用できる

▷▷低年齢でのアレルギー発症率としては鶏卵や小麦、牛乳や木の実類などに比べて多くはない
  
▷▷近年、花粉症を発症する年齢の低年齢化が進んでいることが知られている
  ※特にスギ花粉は患者数が増加

▷▷花粉症になっている人が果物や野菜(リンゴ、モモ、メロン)などを食べると症状が出ることがある

▷▷花粉-食物アレルギー症候群がある人の約1〜2%に重い症状になる人も居る

▷▷原因の花粉の飛散が多い時期は、さらに症状を感じやすい

これまでに大きなアレルギーはなかったけど、ある果物や野菜を食べると違和感があるなぁ思う方、
特定の時期に鼻水や鼻詰まりに悩まされるという方、花粉症や花粉に関連した食物アレルギーの可能性もありますので、
気になる方は受診を検討してみてはいかがでしょうか??
お子さまと一緒にお父さんやお母さんがアレルギー検査を受けられる御家族もいらっしゃいます。
原因が分かることで、花粉飛散時期前の事前対応ができる、根本治療が検討できるなどのメリットもあります。
食物アレルギー

魚アレルギーについて

今日は『魚アレルギー』についてです。
離乳食開始のポイントについては、 4月19日に記載しております 良ければご参照ください。
生後7ヶ月頃から離乳食に魚を試してみてください。

アレルギー症状は全身に出る可能性がある。
最も多いものは皮膚症状で、かゆみ、じんましんなど。
消化器症状では下痢・腹痛がある。
呼吸器症状では鼻水やくしゃみがあり、重症化の場合、呼吸困難や血圧が低下し意識消失を起こすこともある。

魚アレルギーは、魚の筋肉に含まれるパルブアルブミンという蛋白質が主な原因。
含有量が多いのは、キンメダイ、カマス、メバル、イサキ、マダイ、アジなど小型の魚で
一方、含有量が少ないのは、ホッケ、サケ、カツオ、マグロ、サメ、エイなどの大型の魚である。

魚アレルギーの診断は、それまで食べて症状が出たことがあったかなどの
詳しい経緯と食物負荷試験で実際に食べて症状が出るかを確認したり、必要時は採血検査などを行ったりして総合的に診断する。
魚を食べて症状が出たからと言って必ずしも魚アレルギーとは限らないので自己判断での除去は避ける。

ヒスタミン中毒(鮮度の落ちた魚の中で生成されたヒスタミンが、アレルギーのような症状を引き起こすこと)やアニサキス(魚にいる寄生虫によってアレルギーのような症状がでる)の可能性もある。
皮膚症状のみであれば症状の改善があるかどうかしばらく様子を見る。
ただし、命に関わるような症状があればすぐに救急車を呼ぶ。

食物アレルギー

甲殻類アレルギーについて

今日は食物アレルギーの原因になりやすい『甲殻類』についてです。

離乳食開始のポイントについては、4月19日(金)に記載しております。
良ければご参照ください。

甲殻類の栄養素は『良質な動物性たんぱく質・カルシウム・鉄・亜鉛などのミネラル類・ビタミンなど』です。

▷▷離乳食完了期にあたる1歳〜1歳6ヶ月頃から加熱処理をしたものを与えても良いとされる

▷▷生の甲殻類に関しては3歳以降での開始が目安とされる
  
▷▷エビにアレルギー症状がある場合、高い確率でカニに対してもアレルギー症状が出現することが多い
  
▷▷軟体動物とされるイカやタコ、貝類でもアレルギー症状が出現する可能性もあるがその割合としては低い

▷▷運動することが誘発となりアレルギー症状が出現する原因食物としての割合が高い

▷▷食品表示法に基づき工場などで作られる加工食品などは原材料にエビやカニが表記されている

▷▷調味料にエキス成分として含まれている場合もある

▷▷甲殻類にアレルギーがある場合、食べられるようになる可能性は低いとされる
  
本日までに掲載しました食物に関しては、特定原材料に指定されており、アレルギー症状が多いとされる食物です!
しかし、アレルギーは個人差がありますので、どの食物に関しても不用意に避けず、
『まずは食べてみる』ということを基本にしていただければと思います。
お子さまの食生活がより豊かになりますようサポートさせていただけたらと思います。
食物アレルギー

Screenshot

そばアレルギーについて

今日は食物アレルギーの原因になりやすい『そば』についてです。

離乳食開始のポイントについては、4月19日(金)に記載しております。
良ければご参照ください。

そばアレルギーについて
▷▷日本でのそばの消費量は諸外国と比べて多く、幼児以降で食物アレルギーの原因として報告されることが多い
▷▷特に注意が必要な食品として、加工食品中においてもアレルギー表示が義務づけられている
▷▷卵・牛乳・小麦と比べて他の食品よりも微量な摂取であっても、アナフィラキシーショックのような重篤な症状を引き起こしやすいため注意が必要
▷▷そばは麺以外にも、五穀米などの雑穀としてまた和菓子やお茶、焼酎などの原材料として使われることがある
★おもに下記の料理や食品に気をつける
・そば(調理方法を問わない。カップ麺も含む。)、冷麺、そば粉
・五穀米、雑穀米
・そば茶、そば焼酎
・そば粉を使った和菓子・洋菓子(そばぼうろ、そば粉クレープ、そば粉ガレット、そばもち、そば粉クッキー、そば粉シフォンケーキ・パウンドケーキなど)

何か症状が出た場合早めに受診してください。

食物アレルギー

落花生(ピーナッツ)アレルギーについて

今日は食物アレルギーの原因になりやすい『落花生(ピーナッツ)』についてです。
離乳食開始のポイントについては、4月19日(金)に記載しております。
良ければご参照ください。 
落花生(ピーナッツ)について
落花生(ピーナッツ)の栄養素は『抗酸化作用があるビタミンE・肌のダメージ回復に役立つポリフェノールなど』です。
▷▷喉を詰まらせたりという危険もあるため低年齢の子どもさんには与える際には要注意
▷▷生や茹でて食べるよりもロースト処理された落花生の方がアレルギーが出やすい
▷▷微量の摂取でも症状が出現した際に重症なアレルギーが起こりやすい
▷▷落花生は豆類に含まれるが他の豆類(大豆やえんどう豆など)は食べられることが多い
▷▷木の実類(くるみやカシューナッツなど)のアレルギーとは異なる
▷▷食品表示法に基づいて落花生(ピーナッツ)は表記が義務付けられている
※購入時には表示を見て購入を
▷▷風味や隠し味として使用されていることもあるので注意が必要
食物アレルギー

ナッツ類のアレルギーについて

今日は食物アレルギーの原因になりやすい『ナッツ類』についてです。
離乳食開始のポイントについては、4月19日(金)に記載しております。
良ければご参照ください。 

ナッツは『ビタミン』や『ミネラル』をバランスよく含む食材です。
ナッツとは、食用にできる種子が堅い殻に包まれたものを指します。
例えば、アーモンド、クリ、クルミ、ピスタチオ、ココナッツ、ヒマワリ、ギンナンなどが含まれます。ゴマやチアシードなどの小粒のものはナッツには含まれません。
近年の健康志向もありナッツ類を摂取する機会が多くなっていること、以前に比べて低年齢でナッツ類を摂取する機会が多くなっていることにより、ナッツ類は3歳〜6歳における初めてのアレルギーを起こす食物の第一位になっています。

▷▷本来ナッツ類としてひとくくりにすることはできないため、個々にアレルギーの有無を確認する
▷▷落花生(ピーナッツ)とは別の分類となる
▷▷ナッツ類は奥歯が生え揃わず、噛み砕く力や飲み込む力が不十分な低年齢の子供には、喉や器官に詰まらせるリスクがあるので与えないようにする
▷▷見た目では分からなくても、粉末やペーストになってお菓子やカレールー、ドレッシングなどに使用されていることもある
▷▷チョコ菓子や焼き菓子などにも使用されていることも多く、知らず知らずのうちに摂取しているお子様も多いと考えられる
▷▷くるみとカシューナッツはアレルギー表示の推奨品目ですが表示されない場合があるので注意が必要
▷▷ ナッツ類でのアレルギーは皮膚への症状だけでなく、呼吸困難など重い症状を引き起こす事がある

★令和7年4月1日から「くるみ」のアレルギー表示が義務付けられます!
★万が一、原因の食材を摂取した後で呼吸が苦しそう、ゼーゼーしているなどの症状がみられた場合は緊急性の高いアレルギー症状となります。
すぐに病院受診をしてください。
食物アレルギー

Screenshot