院内検査機器
当院でできる検査
血液検査
当院は血液迅速検査機器を導入しています。 結果はおおよそ10分で判明します。これをもとに、病気の重症度などが迅速に判断できます。

院内でできる血液検査の種類
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白血球とCRP
発熱の原因の多くは「ウイルス感染」か「細菌感染」です。
白血球の数や種類、炎症の程度を示すCRPを検査することで「感染の全体像」が把握できます。
抗生剤が必要かどうか、入院が必要かどうかなど診断の重要な手助けになります。
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赤血球数・ヘモグロビン量(Hb)・ヘマトクリット(Ht)
貧血の診断には、血液中の赤血球数、ヘモグロビン量、ヘマトクリットの3つの検査値が用いられます。
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血小板(PLT)
血小板は止血機構の中心で減少した場合は出血しやすくなります。また、逆に多すぎる場合は血栓の原因ともなります。肝機能障害で減少することもあります。
上記以外の血液検査は、外部に委託して検査をしています。多くの血液検査は翌日には結果がわかりますが
検査によっては1週間~10日かかるものもあります。
診察時に結果がでる日数をお伝え致します。
尿検査

当院では尿検査の機械で10項目の検査を行います。
調べられる項目は比重、pH、蛋白質、ブドウ糖、ケトン体、ビリルビン、潜血、ウロビリノーゲン、亜硝酸塩、白血球です。
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ph
尿のphというのはその尿が酸性なのかアルカリ性なのかを調べることで病気の早期発見や治療のための指標に使われます。
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蛋白質
正常な尿には蛋白質は混入していません。しかし腎臓の働きが悪くなってしまうと、蛋白質が尿に混ざって出てしまいます。これは腎臓の再吸収がうまくいかないことが考えられます。
尿蛋白がプラスとなった場合は、本当に病気がある場合と、本当は病気がないのに蛋白尿がでる場合があります。日を変えて再検査を行い確認します。激しい運動後や月経前は病気がなくても蛋白尿が出る場合があります。
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ブドウ糖
ブドウ糖も正常な尿では出ることはありません。しかし、糖尿病や腎臓の機能が低下している時に、尿中に糖が出てくることがあります。
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ケトン体
ケトン体は脂肪をエネルギーとして使った時の代謝産物です。
基本的に糖がエネルギーとして使われますが、それがうまくいかない時や使えない時に脂肪をエネルギーとして利用します。ケトン体が陽性になる原因には、糖尿病・脱水症・激しい運動後・極端なダイエットなどがあります。
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ビリルビン
ビリルビンは赤血球が壊れた時にできて、それが肝臓で処理されます。
正常な場合には尿中にビリルビンは出ません。
ビリルビンが陽性になる理由としては肝臓や、胆道の疾患が考えられます。
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尿潜血
尿潜血というのは、尿に血液が混じっている状態です。
腎臓や尿路から出血している場合に検出されます。
肉眼的に見ても色の変化などが見えない場合でもその中に血が潜んでいれば尿潜血は陽性となります。
尿潜血が陽性になる場合、尿路感染・慢性腎障害などが考えられます。
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ウロビリノーゲン
ウロビリノーゲンは簡単に言うと赤血球が壊れることによって、できた物質です。
ウロビリノーゲンの基準値は(±)が正常なので、陰性(-)も異常となります。
陰性の場合には胆管が閉塞して胆汁の流れが悪くなっている事が考えられます。
陽性の時には肝臓の障害や、赤血球が多く壊れている事が考えられます。
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亜硝酸塩
もともと尿には『硝酸塩』というものが含まれています。
それが細菌などに感染すると尿中の硝酸塩が化学反応を起こして亜硝酸塩というものになります。
亜硝酸塩が出るというときは細菌感染を疑う事になります。
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白血球
白血球が増えるということは尿路のどこかに炎症が起こっていると考えられます。
膀胱炎や尿道炎などが考えられます。
超高感度インフルエンザ診断システム

従来のインフルエンザの検査は、時間が経過してウイルスが増殖するまで判定することができませんでした。
当院が導入している超高感度インフルエンザ診断システムでは、ウイルスが微量でもインフルエンザを発見できます。
ウイルスが微量でもインフルエンザの判定が出来るということは発症初期でも判定が可能となります。
症状が重篤化する前に処置が可能となりますので、お子さんや高齢の患者様には非常に有効となります。
当院には2台の超高感度インフルエンザ診断システムを導入しています。
この機械でインフルエンザの他にマイコプラズマも検査が可能です。
高感度検査(インフルエンザ・マイコプラズマ)費用
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1割負担 |
2割負担 |
3割負担 |
検査費用 |
約300円 |
約600円 |
約900円 |
(検査費用のみ。別途診察料などが加算されます)
レントゲン

被曝が少ない最新式のレントゲン装置を採用しております。
デジタルレントゲン装置なので、撮影後すぐにご説明が可能です。
一般撮影
一般撮影では胸部、腹部のレントゲン撮影を行います。
レントゲン検査費用
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1割負担 |
2割負担 |
3割負担 |
検査費用 |
約200円 |
約400円 |
約600円 |
(検査費用のみ。別途診察料などが加算されます)
骨密度
骨がもろくなっているかどうかを知る指標として代表的なものが「骨密度」です。骨密度測定では、X線を使って骨の量を測ります。若い人の平均値を100%とした時に、自分の骨の量が何%かで示されます。
骨密度が若い人の80%未満になると要注意、70%以下まで減ると、骨粗しょう症と診断されます。
骨粗しょう症になると、骨折が起きるリスクが高まるので、早目に診断を受け、食事や運動療法に加え、場合によっては骨を強くするお薬などによる薬物治療を早く始めることが肝心です。
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1割負担 |
2割負担 |
3割負担 |
検査費用 |
約150円 |
約300円 |
約450円 |
(骨密度の検査は、レントゲンで検査を行います。結果の解析に1週間程度、お時間を頂きますので、当日の結果説明はできません。)
心電図検査

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心電図検査とは
心臓のはたらきを調べる検査です。心臓は微弱な電流により収縮、拡張を繰り返しています。これをからだの表面でとらえて、「波形」として記録したものが心電図です。心電図の波形に変化が生じた場合、それを読み取ります。
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次のことに思いあたったら心電図検査をおすすめします
脈が速い・遅い・不規則(脈が飛ぶ)、動悸、目の前が暗くなる、胸が痛くなる・圧迫される・締め付けられる、息苦しいなど。
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検査の流れ
ベッドにあおむけに寝て安静にした状態で、胸部、両手首、足首に電極をつけて検査します。3~5分程度で終わります。
4.検査でわかること
過去に起こした心筋梗塞をはじめ、不整脈や狭心症の一部、心肥大、心膜炎などの心臓に関わる異常または病気を診断する事ができます。
心電図検査費用
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1割負担 |
2割負担 |
3割負担 |
検査費用 |
約150円 |
約300円 |
約450円 |
(検査費用のみ。別途診察料などが加算されます)
動脈硬化検査(血管年齢)

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動脈硬化検査とは
動脈硬化とは、血管の弾力が失われ硬くなったり、血管壁にコレステロールなどがたまり、血管内部が狭くなってしまった状態をいいます。動脈硬化の程度(血管年齢)を、CAVI(キャビィ)検査装置で知る事ができます。CAVIは動脈硬化度を「数字で表す」ことができる検査です。
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次のことに思いあたったら動脈硬化検査をおすすめします、
動脈硬化性疾患の家族歴がある、血圧が高め、脂質異常(コレステロールが高い)、糖尿病の気がある、ストレスが多い、足の冷え・しびれ、喫煙中、肥満、飲酒、運動不足など。
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検査の流れ
ベッドに横になって心電図電極、心音マイク、カフをつけます。血圧を計るのと同じ要領で、わずか5分程度で終わります。
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検査でわかること
動脈の硬さ、狭窄の程度などがわかります。
動脈硬化検査(血管年齢)費用
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1割負担 |
2割負担 |
3割負担 |
検査費用 |
約100円 |
約200円 |
約300円 |
(検査費用のみ。別途診察料などが加算されます)
超音波検査(エコー検査)
当院では腹部・心臓・頚動脈・下肢動静脈・甲状腺・乳腺のエコー検査が可能です

- 当院では以下のエコー検査が受けられます。
- 腹部エコー検査:肝臓、胆のう、膵臓、脾臓、腎臓など腹部の臓器を見る事ができます
- 心エコー検査:心臓の異常の有無を見る事ができます
- 頚動脈エコー検査:動脈硬化の有無や血流を見る事ができます
- 下肢動静脈検査:静脈瘤や血栓症の有無を見る事ができます
- 甲状腺エコー検査:甲状腺の大きさや腫瘍の有無を見る事ができます
- 乳腺エコー検査:乳腺の触診検査では検出できない小さなしこりを発見することが出来、しこり自体の状態を詳しく調べる事ができます。女性の臨床検査技師が勤務していますので安心して検査を受けて頂けます。
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検査の流れ
ベッドに横になり、検査をする部位にゼリーを塗り、プローブと呼ばれる機器を肌に当てます。痛みもなく、放射線を使用するレントゲン検査、X線CT検査、核医学診断装置と比較して被曝がないため、どなたでも安心して受けていただける検査です。
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エコー検査を受ける際の注意点は
腹部以外のエコー検査については特に注意点はありませんが、検査部位を出しやすい服装でお越し下さい。腹部エコー検査では、肝臓、胆のう、膵臓、脾臓、消化管、膀胱などのお腹の臓器を検査します。検査をする臓器の中で、胆のうは食事をすることによってしぼんでしまうため、検査ができなくなってしまいます。また、消化管の中に食べ物やガスがあると、超音波が通りにくいため、検査の精度が低下します。そのため、腹部エコー検査は “絶食” で行います。腹部エコーをご希望の方は、食事を抜いてお越しください。水やお茶等のカロリーのない水分摂取は可能です。
超音波検査(エコー検査)費用
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1割負担 |
2割負担 |
3割負担 |
検査費用 |
約350~900円 |
約700~1,800円 |
約1,050~2,700円 |
(部位によって金額が異なります。検査費用のみ。別途診察料などが加算されます)
CT検査

当院では被曝の少ない最新式のCT装置を導入しています。
CT検査(コンピュータ断層診断検査)はX線を使って身体の断面を撮影する検査です。
CT検査中の注意事項について
検査時間は検査室へ入られてから概ね5~10分です。
検査中はただ横になっているだけです。
検査中は検査室のスタッフとマイクを通して会話が出来ます。
検査中に気分不快などの異常を感じた場合にはそのままの状態で話しかけてください。
次のような方は検査を受けられないことがあります。
必ずスタッフに申し出てください。
- 取り外しのできない金属が身体の中にある方
- 妊娠している方、または妊娠をしている可能性のある方
- 高度の認知症など、検査の協力が難しい方
お着替えについて
必要な場合のみ検査着に着替えて頂きます。 下記のものは検査に影響しますので撮影部位によっては外して頂きます。
眼鏡/ピアス・イアリング/ネックレス/ヘアピン/腕時計/鍵/ 入れ歯/補聴器/携帯電話/磁気カード/エレキバン/使い捨てカイロ
CT検査費用
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1割負担 |
2割負担 |
3割負担 |
検査費用 |
約1,000~1,500円 |
約2,000~3,000円 |
約3,000~4,500円 |
(検査費用のみ。別途診察料などが加算されます)
睡眠時無呼吸症候群検査
睡眠時無呼吸症候群とは睡眠中に呼吸が止まり、ぐっすり眠る事ができない病気です。
大きないびきをかく・日中いつも眠い・居眠り運転をよく起こしそうになる・夜間の呼吸停止・夜中に何度も目が覚める・起床時の頭痛やだるさ
などの症状があり、仕事に支障をきたしたり、居眠りによる事故の発生率を高めたりするなど社会生活に重大な悪影響を引き起こします。
当院では自宅でセンサーを取り付けて寝るだけの簡単な検査で睡眠時無呼吸症候群かどうかがわかる検査を行っています。
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1割負担 |
2割負担 |
3割負担 |
検査費用 |
900円 |
1,800円 |
2,700円 |
(検査費用のみ。別途診察料などが加算されます)
ドロップスクリーン
ドロップスクリーンについてはこちらのページをご確認ください。