『ドロップスクリーン』とは、1滴分の血液で41種類のアレルゲンのスクリーニングが可能な検査機器です。約30分で結果が出るので、検査当日に結果を知ることができます。
従来のアレルギー検査では注射針を使用し腕からの採血を必要としていましたが、ドロップスクリーンでは指先から採血を行います。必要な血液量は約1滴(20μl)なので『チクッ』という一瞬の刺激で採血が終わります。そのため就学前のこどもでも少ない負担でアレルギー検査を受ける事ができます。
ドロップスクリーンでは、全41項目のアレルゲンをスクリーニング可能です。
吸入系・その他 19項目、食物系 22項目を同時に調べられます。ドロップスクリーンは、花粉やダニといった吸入抗原のスクリーニングに効果的な検査だとされています。
食物系では、特定原材料7品目と特定原材料に準ずるもの11品目を含む検査となります。ドロップスクリーンに限らず多項目同時測定の検査では、偽陽性(*陰性であるのにも関わらず、陽性と出てしまう状態)の恐れがあるため一般的に食物アレルギーの検査には適さないとされています。別の測定方法が適している場合もありますので医師にご相談ください。
ドロップスクリーンは約30分で検査結果が出るため、受診当日に診断・治療方針の決定が可能です。
医師が問診・診察をし、検査をするかどうか決定します。
指先から血液約1滴を採取します。
ドロップスクリーンで測定を行ないます。約30分でアレルギー検査の結果が出ます。
※一人分ずつしか検査ができないため、一度に大勢の方が検査を希望された場合には、結果をお知らせするのに時間がかかります。また、診察終了の30分前からの検査については検査結果は受診当日ではなく後日の説明となります。
結果の説明をし、治療方針を決定します。 クラス0を陰性、クラス1を偽陽性(*陽性の疑いはあるものの、陽性とは言い切れない状態)、クラス2以上が陽性と判定されます。また、全項目を一覧できる専用報告書をお渡しします。
医師による診察の結果、アレルギー検査が必要と判断された場合は、健康保険が適応されます。
1割負担の方 | 3割負担の方 | |
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ドロップスクリーン | 約1,500円 | 約4,500円 |
※その他、診察代や処方があった場合には処方箋料などが別途かかります。